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千代川水系湖山川 : 湖山川は、その源を鳥取県鳥取市南西部毛無山(標高 570.5m)に発し、洞谷川を合わせて北流し、福井川、枝川、三山口川の支川と湖山池に流入した後、湖山川下流部を経て日本海に注ぐ流域面積約 52 ㎢ の一級河川

千代川水系湖山川 : 以前は千代川の左支川でしたが、昭和 58 年の千代川の河口付替工事により、旧千代川を経由して直接日本海へ繋がりました。また、湖山池は東を流れる千代川の堆積作用と湖山砂丘の発達により、日本海から埋め残された潟湖で、周囲約 16km、面積約 6.8 ㎢(約 680ha)、平均水深 2.8m(最大水深約 6.5m)で、平成 22 年 10 月に世界ジオパークネットワークに認定された「山陰海岸世界ジオパーク」の西端に位置し、ジオスポットとして位置付けられています。

千代川水系湖山川 : 湖山池は、昔から人々の暮らしとともにあり、コイ、フナ、テナガエビなどの漁業が営まれるとともに、周辺農地では湖山池を水源とする農業が行われてきました。子供たちは、年長者から泳ぎや釣りを習い、休日にはボート遊びや遊覧船観光も行われていました。

千代川水系湖山川 : 湖山池の塩分濃度は湖山川の河口にある「湖山水門」(昭和38年設置)のゲート操作により季節毎に海水の流入量を調整していました。・・・鳥取県及び鳥取市では平成22年6月に湖山池の環境改善に向けて一層の取組みを検討するプロジェクトチームとして「湖山池会議」を設置し、・・・次の方針を打ち出しました。
・湖山池の塩分濃度を東郷池程度(2000~5000mg/L)にまで引き上げ、アオコやヒシの発生抑制を図り、汽水域としての再生を目指す
・汽水化(高塩分化)により湖水を使用した営農が困難となる周辺農家には作付転換などの協力をお願いする

千代川水系湖山川 : 平成24年1月にはおよそ20~30年後の湖山池の目指す姿を示す「湖山池将来ビジョン」を共同で策定し、同年3月12日には湖山水門を開放し汽水湖(高塩分化)としての再生を進め・・・

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